あなたに幸せを運ぶ天使ハニエル

元Yahoo!ブロガーです。

2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

第十三話 「歪んだ性欲」

私の通った大学は女子大にしては、余り派手な物を好まないという校風があった。 プライベートは贅沢に着飾る事があっても、あくまでも、大学へは節度ある服装で、 という伝統があった。 しかし、日本中がバブルで沸いた頃、東京のど真ん中にある女子大だけが…

第十二話 「過激な代償行為」

まどかの一件以来、クラスの雰囲気が少し変わった。 私の学校では、親が厳しく監視を始めたせいか、 あるいは、まどかの退学処分に傷ついた為か、付き合っている男子と別れる子が続出していた・・・。 皆、ショックを受けていた。教師も変わった。 HRの時…

第十一話 「中絶」

私と衛は、ペッティングをする時以外は、まるで親友のような関係だった。 勉強の話はまるでしなかったが、相変わらず、ませた会話を楽しんでいた。 その中には、 「君が遊びに来る日は、必ず、その前に、一度自分でしておくんだよ」というものがあった。 衛…

第十話 「性的な記憶」

私はすぐに衛に会いたくなった。 快感らしい快感を全く得られなかったのにも関わらず、性的な興奮の記憶だけは残っていた。 またあの時のような格好をさせられ、あの時のように表情を覗かれ、 あの時のように、羞恥で息も絶え絶えになりながら、衛のされるま…

第九話 「お医者さんごっこ」

それは予定通り、彼の父親が大学病院に行き、母親が診察をし、彼が一人きりになる日に行なわれた。 衛の案内で、彼の母親に挨拶する事もなく、こっそり勝手口から入った。 見つかったら何を言われるだろう、とドキドキしたが、杞憂だった。 家の中はひっそり…

第八話 「火遊び」

長い休みが終わり、学校へ行くと、いつも決まって少しずつ雰囲気が変わっているのに気付く。 少女の成長は早い。 何人かは、近所の男子校の生徒と付き合いはじめていた。 「経験」した子もいるようだった。 学校での話題はいつしか、おしゃれやダイエットで…

第七話 「スカウト」

夏休みに入ると、私は時々、クラスメイトと街へ出掛けるようになった。 相変わらず、ナンパされる事は全くなかったが、何故かプロのスカウトマンに何度か声を掛けられた。 彼らは臆面もなく「可愛い」だの「アイドル顔」だの持ち上げた。 言葉に深みも迫力も…