一人で帰ろうとする私に、駅まで遠いからと、衛が送ってくれた。 駅に着いて、別れる間際、衛にメモを渡された。 そこには、携帯電話の番号が書かれてあった。 当時はまだ高価で、私は買ってもらっていなかったが、私の父も使用していたし、 徐々に普及しつ…

「あのね・・・」 私は話を切り出そうとして、失敗した。 自分でも思いがけず、その声が悲しみに染まっているのがわかった。 何も言葉を続ける事ができず、私はただ俯いて涙ぐんだ。 「こんなところまで来て、声を殺す必要はないんじゃない。」 衛は、優しく…

衛と次に会った場所は塾だった。 彼は「あの後、すぐに眠れたんじゃない？」「君はもう大丈夫、すごく成長した。 そのうち僕をひっぱたいて・・・」などと軽口を叩いて終始上機嫌だった。 私は彼がご機嫌なのを嬉しく思う反面、彼があの時そんな風に考えて …

それでも定期的に衛と会う事で私には奇妙な安定感があった。 たとえ、他の曜日があらゆるお稽古事で埋まっていようと、学校の友人たちの前で、 決して本音を出さずに堅苦しい毎日を送っていようと、私には、時折「精神の高揚の瞬間」が訪れる。 それを与えて…

昔の彼の夢をまた見てしまった。。。 何度もこのブログに書いた気がするけど、まだ開始して 3ヶ月経ってないのに、自分でもスゴイと感心・・・。 私は別れ話をされたとき、年上の彼に言った。 「話したいこと、全部聞いて」と。。。 彼は、聞いてくれた。 何…

はぐくみチャンが立った・・・ 置物のようだったはぐくみチャンが着々と巨大化しつつあります？？ 昨日まで座っていたのに、今日みたら、事もあろうに 四足ではなく立ち上がっているではないか。 何で一度も四足にならずに、いきなり立ったのだ？ そのうち、…

私にとって、ジャイアンツの背番号１８は、永遠にあなただけです。 私には二つの矛盾した感情がある。 あなたの現役姿を見られなくなるのは悲しいから 辞めて欲しくない。 でも辞めるなら、巨人で終わって欲しい。 つまり、現役は続けて欲しいのに、 他のチ…

今日も勝ち星はつかなかったけど、試合に勝てて良かったね。。。