☆ キスの思い出 ① ☆ 沢山あるので、今日は一つだけ。 私は、あるとき、彼とケンカをした。 実は、私は人とケンカをしない人間なので、 その時も、私のいけないところを彼に指摘されただけですが。 私は一言、言い訳した。（言い返した） 彼がそれについてさ…

衛に会う度、私は息を吸い込むより、吐き出す量の方が多いような、羞恥の苦しみの中にいた。 衛が、愛撫というより、殆ど診察のように注意深く私に触れたせいもある・・・。 「クリトリスは診察の時に、触れちゃいけないんだ。その為に、医者はそれなりに苦…

恐ろしさの理由は明らかだった。 私は、それを、望んでいなかったからである。 望んでもいないのに、何故承知したのか・・・衛の好奇心を満たしたかったからなのか、 あるいはそれをしなければ、自分自身の閉塞感が拭い去れない気がしたからか・・・。 いず…

私の大学院の指導教授はとても、日本語に厳しい方であった。 その先生に指導されると、少なくとも、文章力は付くらしい・・・。 私はメールで論文を少しずつ送付していた。 「節」ごとに送る事はないが、「章」ごとに送るのは 普通の事である。 すると、いつ…